台北のスーパーで買って帰った4つと、機内で食べた1つ
台北のスーパーで買って帰った4つと、機内で食べた1つ
台北24時間ステイのとき、ホテルにチェックインしてシャワーを浴びたら、まず近所のスーパーに行く。これだけは、入社して4年、どの路線でも崩していない私のルーティン。
今回は松山空港の近くのホテルだったので、徒歩6分くらいのところにある全聯福利中心に寄った。地元の人がカゴ持って普通に夕飯の買い物してる店。お土産用の棚は2列くらいしかなくて、あとは野菜とか冷凍餃子とか洗剤とか、生活そのもの。私はこういう店の方が好き。
買って帰ったのは4つ。
買って帰ったもの
- 義美の蘇打餅(ねぎクラッカー)の一番大きい箱
会社の同期へのお土産用。前にステイで会った先輩CAに「これが台北土産で一番外さない」って教わって以来、私もずっとこれ。パイナップルケーキの箱より軽くて、職場のロッカーで配るのに向いてる。今回は2箱買った。値段は1箱で108元。 - 黒松沙士の小さい缶
台湾の薬っぽい味のする黒い炭酸。同期のSちゃんが「あの味、もう一度のみたい」って前に言ってたので。これは正直、私はそんなに得意じゃない。でもS用に4本。 - マンゴーの乾燥フルーツ、量り売りのやつ
これは自分用。マンゴーは台湾のスーパーでしか買わないって決めてる。空港でも売ってるけど、空港のは観光客向けにきれいに小袋になってて、量り売りのざっくりした袋の方がなぜか美味しく感じる。たぶん気のせいだけど、気のせいでいい。280元ぶん。 - 黒胡麻のペースト
これも自分用というか、家の冷蔵庫用。トーストに塗ると朝ごはんがちょっと旅の続きみたいになる。日本のとは粒の粗さが違って、ザリッとしてる方が好き。
レジでは「您好」と「謝謝」しか言わなかった。レジ袋は3元で買った。前のおばあさんがエコバッグを出してたので、つられて次は持ってこようと思ったけど、たぶんまた忘れる。
ホテルに戻って、並べた
部屋に戻って、ベッドに買ったものを4つ並べてみた。これも私のルーティンで、買ったその日にちゃんと「見る」ってことをしないと、家に帰ったあと「なんでこれ買ったんだっけ」になる。
並べたあと、いつもなら写真を撮って終わるんだけど、今回は黒胡麻のペーストの瓶のラベルだけ、なぜかしばらく眺めてた。中国語のフォントが日本のスーパーには絶対ない感じで、これを家のキッチンに置くと「旅の続き」が物理的に残るってこういうことか、と思った。
旅って、帰ってきた瞬間にすごい速度で記憶が薄くなる。
特に乗務だと、台北のあとすぐソウルとか香港とかが入って、自分でも「これ何曜日?」みたいになる。だから家のキッチンに台湾語のラベルが1個あるだけで、ぜんぜんちがう。
ほんとは5つ買った
ここまで読んで、もしかしたらタイトルの「機内で食べた1つ」を忘れてる人がいるかもしれない。
買ったのはほんとは5つで、1つはホテルで食べないで、翌朝の帰りのフライトのスタンバイ中、空港のクルー控え室で食べた。
- 8の字結びになってるパン(ピーナッツバター入りの台湾の菓子パン)
名前は分からない。パンのコーナーに山積みになってた中で、なんか気になったから1個だけ買った。22元。
帰りの便は朝7時台の出発で、ブリーフィングが5時から。前日の夜ごはんは結局22時近くなって、当日の朝ごはんを食べる余裕はあんまりない。ホテルのバイキングもこの時間だと閉まってる。
控え室で、コーヒーをもらってきて、買っておいたパンを開けた。
ピーナッツバターが想像より甘くなくて、上にうっすらゴマがついてた。気がついたら、ちぎる速度がすごく早くなって、自分でも「これ、お腹減ってたんだな」って思った。ふだんCAは機内サービス中に食べる時間がないので、便によっては10時間くらい食べない日もある。だから出発前にお腹に入れておくのって、けっこう本気の業務準備でもある。✈️
ブリーフィングが始まる前の5分くらいで食べきった。
甘くなくて、もそっとしてて、コーヒーで流し込むのにちょうどよかった。1個22元のパンが、その日の私の1番大事なごはんだった。
帰ってきて、思ったこと
東京の家に戻って、買ってきたものを冷蔵庫とかロッカーに片付けて、台所に立った。黒胡麻のペーストを開けて、トーストに塗って食べた。やっぱりザリッとして、おいしかった。
机に並んでる4つのうち、お土産用の蘇打餅と沙士は、来週には人の手に渡って私の家からはなくなる。マンゴーと黒胡麻のペーストは、たぶん1ヶ月以内に私が食べ切る。だから台北の記憶として手元に残るのは、本当はもう1個、空港の控え室で食べちゃったパンだったような気がしてる。
買って帰ったもの4つの記事を書こうと思ってたのに、いちばん書きたかったのは、買って帰らなかったパンの方だった。これはちょっと予想してなかった。
次の台北ステイでも、たぶん私はまた全聯に寄る。
レジ袋も、たぶんまた忘れる。