企業にも使ってもらえる個人開発プロダクトを目指して

4 か月前
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この記事は、ひとりでつくるSaaS - 裏note Advent Calendar 2025 の23日目の記事です。

https://adventar.org/calendars/12464

個人開発で「Memoreru」というプロダクトを作っています。知識を整理し、思考を育てるためのツールです。

この記事では、個人開発で「エンタープライズ品質」を目指す理由について書いてみます。

技術的な話はQiitaのアドベントカレンダーで書いています。ご興味のある方は、そちらもご覧ください。

https://qiita.com/advent-calendar/2025/solo-dev-memoreru


企業にも使ってもらいたい

個人開発を始めた当初から、ひとつの目標がありました。

個人向けだけでなく、いずれは企業にも導入してもらいたい。

そう考えると、最初から企業利用に耐えられる品質を目指す必要があります。複数の企業が安全に使える仕組み。データを守るためのセキュリティ対策。ミスを防ぐための厳密なルール設定。

後から品質を上げるのは、思った以上に大変です。データ構造を変えなければいけない。セキュリティを見直さなければいけない。作り直しに近い作業になることもある。

だから、最初から高い基準で作ることにしました。


実績のある技術を選ぶ

エンタープライズ品質を目指すといっても、最先端の技術を使うわけではありません。

私が選んだのは、95%は「実績のある技術」。多くの企業で採用され、安定していて、困ったときに情報が見つかりやすい技術です。

新しいものを追いかけるのではなく、信頼できるものを選ぶ。問題が起きても、解決方法が見つかりやすい。

個人開発では、すべてを自分で解決しなければいけません。だからこそ、困ったときに頼れる情報があることが大切です。

差別化するのは残りの5%だけ。独自の価値を生み出す部分に、エネルギーを集中します。


品質は「保険」ではない

品質を上げることは、「もしものための保険」ではありません。

品質が高いと、開発が楽になります。

ルールをしっかり決めておくと、ミスが減る。確認の仕組みがあると、安心して改善できる。記録を残しておくと、過去の自分の意図を思い出せる。

そして何より、品質が高いと、使う人が安心して使い続けられます。

「動作がおかしい」「データが消えた」という不安を与えない。それが、信頼につながると思っています。


段階によって品質の基準は変わる

「まず動くものを見せる」ことは大事です。アイデアを検証する段階では、完璧を目指す必要はありません。

でも、本番で使うものを作る段階になったら、話は変わります。

「動けばいい」のままだと、問題が起きてから直すことになります。原因の特定に時間がかかる。修正したら別の場所に影響が出る。

だから、本番に向けて作り始める段階では、最初から品質を意識します。検証と本番、それぞれの段階で求める基準が違うということです。


個人開発だからこそ

個人開発だからこそ、品質にこだわれる面もあります。

チーム開発だと、品質と納期のバランスを取る必要がある。「今回はここまでで」という妥協が生まれやすい。

でも個人開発なら、自分で決められます。納得いくまで作り込める。誰にも急かされない。

この自由を活かさない手はありません。


おわりに

個人開発でエンタープライズ品質を目指すのは、遠回りに見えるかもしれません。

でも、長い目で見ると、近道だと思っています。

最初から高い基準で作る。それが、将来の可能性を広げてくれる。

個人開発だからこそ、品質にこだわる。そう考えて、開発を続けています。

開発の過程で考えたことを、引き続きこのnoteで書いていきます。

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