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この記事は、ひとりでつくるSaaS - 裏note Advent Calendar 2025 の22日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/12464
個人開発で「Memoreru」というプロダクトを作っています。知識を整理し、思考を育てるためのツールです。
この記事では、AIと一緒に開発する中で「人間が決めるべきこと」について考えてみます。
技術的な話はQiitaのアドベントカレンダーで書いています。ご興味のある方は、そちらもご覧ください。
https://qiita.com/advent-calendar/2025/solo-dev-memoreru
Claude Codeを使って開発していると、コードの大部分をAIが書いてくれます。
「この機能を作って」と伝えれば、コードが生成される。「このエラーを直して」と言えば、修正案が出てくる。
でも、すべてをAIに任せられるかというと、そうではありません。
AIは、明確なルールがある作業が得意です。
「このデータを表示するコンポーネントを作って」と指示すれば、きれいなコードが出てくる。「このAPIのレスポンスを整形して」と言えば、適切な処理を書いてくれる。
決まったパターンがある作業、既存のコードに倣う作業、繰り返しの多い作業。こういうものはAIに任せたほうが速いし、正確です。
一方で、AIに任せにくいこともあります。
何を作るか。ユーザーが本当に欲しいものは何か。どの機能を優先すべきか。これはAIには分かりません。
どこまで作るか。完璧を目指すか、まず動くものを出すか。どこで妥協するか。この判断は人間がします。
セキュリティの責任。AIが生成したコードに脆弱性がないか。どこまで信頼するか。最終的な責任は開発者にあります。
AIは「どうやって作るか」を助けてくれます。でも「何を作るか」「なぜ作るか」は、人間が決めることです。
AIに指示を出すとき、判断の理由を言語化するようにしています。
「このプロジェクトでは、読みやすさを優先している」「パフォーマンスより保守性を重視する」「この機能は後回しでいい」。
こういう方針を伝えておくと、AIはそれに沿った提案をしてくれます。
逆に言えば、方針が曖昧だと、AIも迷う。判断を言語化することで、自分の考えも整理されます。
AIが出した提案をそのまま採用することもあれば、修正を加えることもあります。
「こういう書き方もできますよ」と提案されても、プロジェクトの方針に合わなければ採用しない。逆に「これは良い」と思えば、積極的に取り入れる。
大事なのは、自分で考えて判断すること。
AIは選択肢を提示してくれる便利なパートナーです。でも、最終的に決めるのは人間。その意識があれば、AIに振り回されることはありません。
AIとの協働がうまくいくようになったのは、役割分担を意識してからです。
目的地を決めるのは人間。そこまでの道順を一緒に考えてくれるのがAI。
任せるところは任せる。でも、判断は自分でする。
このバランスが取れると、AIは強力な味方になります。
AIにコードを任せる時代になっても、人間が判断すべきことは残ります。
何を作るか。どこまで作るか。何を優先するか。
これらの判断は、プロダクトの方向性を決めるもの。AIに任せられない、人間の仕事です。
AIは強力なツールですが、使いこなすのは人間。その意識を持って、これからも開発を続けていきます。
開発の過程で考えたことを、引き続きこのnoteで書いていきます。
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