フライト後の体のリセット、銭湯と睡眠と食事の順番
フライト後の体のリセット、銭湯と睡眠と食事の順番
国際線のステイから戻った日は、身体が変な感じになる。
肌は乾いて、肩は固くて、お腹は空いてるはずなのに何を食べたいか分からない。眠いといえば眠いし、目は冴えてるといえば冴えてる。
このだるさを抜く順番を、4年やってきて、私はようやく自分用に固めた。
順番は、銭湯 → 食事 → 睡眠、で、これを崩すとてきめんに翌日の身体が違う。
帰宅 → ひと休み → 銭湯(最優先)
香港便だと、東京着が朝の8時くらい。
空港から自宅まで電車で90分かけて帰って、家に着くのが10時ごろ。
家に着いたら、まずスーツケースだけ部屋に置いて、機内で使ったやつ(メイク道具・コンタクトケース・歯ブラシ)を出して洗う。これは10分くらいで終わる作業。
このあと、すぐ寝たくなるけど、寝ない。
12時すぎに、近所の銭湯に行く。
これが私のリセット手順の一番大事なところ。フライト後すぐに横になると、身体は休まるんだけど、機内の乾燥と気圧低下で固まってる血流が、寝てるあいだに復活しない。先にお湯で動かしてから寝た方が、結果的に深く寝られる。
銭湯で私がやってる順番:
- 高温浴(42度くらい)に2分
- 水風呂に30秒
- 外気浴で5分
- これを2セット
- 最後に40度の湯に10分つかって出る
これで合計40分くらい。
水風呂のあと外気浴で「ととのう」みたいな状態にはなかなかならないけど、肩の固さと首の張りは、明らかに緩む。たぶん血管の収縮と弛緩を意図的に繰り返すのが、機内の長時間同じ姿勢に効くんだと思う。詳しいことは知らない。でも私の身体には合ってる。
銭湯のあと → 食事(軽め)
銭湯から戻って、13時すぎ。
ここで初めて食事を入れる。
機内のあいだ、CAは細切れにしか食べないので、帰宅時はお腹が中途半端に空いてる。気が緩むと一気にがっつり食べたくなるけど、ここでラーメンとか丼物に行くと、午後の睡眠の質が落ちる。これは何回もやって学んだ失敗。
私の場合の理想の帰宅後食事は:
- お粥か雑炊(冷凍してあるやつをチンするだけ)
- 卵1個
- 梅干し1個
- ほうじ茶
これで400キロカロリーくらい。重さで言うと、消化に身体が頑張らなくていい量。
甘いものはこのタイミングでは食べない。デザートを食べると、血糖値が上がってから下がるカーブで、起きたとき頭が重い。
雑炊だけ食べて、コップ1杯の水を飲んで、歯を磨いて、ベッドに行く。
家を出てから帰宅まで12時間以上経ってるので、この時点でかなり眠い。
睡眠(3-4時間の仮眠)
14時すぎから、目覚ましを17時にセットして寝る。
ここで「夜まで寝てしまえば朝までぐっすり」って思いたくなるけど、私はやらない。
4時間以上寝ると、夜に眠れなくなって、翌日のオフ日の生活リズムが崩れる。明後日からまた乗務が入ることが多いので、明日の朝7時に普通に起きられる状態を作りたい。
3時間でアラーム、というのを試した時期もあった。
でも3時間だとなんか身体が中途半端なまま起こされる感じがあって、4時間弱の方が私の場合は合ってる。
寝るときに使ってるもの:
- 耳栓(無印の発泡ウレタン)
- 遮光カーテンを完全に閉める
- アイマスク(機内で使ってるのと同じやつ)
- 加湿器(湿度50%)
機内の乾燥で喉と肌がぼろぼろなので、加湿器だけはケチらない。
湿度計はちゃんと見て、50%を切ってたら強運転にする。これは去年の冬に喉やられてから固定したルール。
起きてから → 夕食 → 夜の入浴 → 就寝
17時に起きる。
だいたい1回目の目覚ましでは起きられないので、追加でもう1個アラームを17時5分にかけてる。
起きてから30分くらいぼんやりして、18時くらいに普通の夕食。
これは普通の量を食べていい。鶏肉とか魚とか、タンパク質をちゃんと入れる。野菜も。雑炊じゃなくて、ちゃんとした主菜と副菜のあるごはん。
20時ごろに、もう一度シャワーかぬるめのお湯につかる。これは銭湯じゃなくて家のお風呂で十分。38度くらいの長めの半身浴で20分。
お風呂のあと、ストレッチを10分くらいやって、22時に就寝。
ここまでやると、翌朝7時に普通に起きられて、機内のだるさはほとんど抜けてる。
順番が大事、というやつ
書き終わって読み返すと、銭湯と食事と睡眠の順番ぜんぶに理由がついていて、自分でも「なんかストイックだな」と思う。
でも実際にやってみると、順番が違うだけで翌日の身体がほんとに違う。
たとえば、帰宅して先に寝てしまって、起きてから銭湯に行く順番にすると、銭湯のあと夜に眠れなくなる。
銭湯と睡眠のあと、お腹が空きすぎて重い夕食を食べてしまうと、その夜の睡眠の質が落ちる。
順番は、リセットの効率の問題というより、自分の身体の中の「次に何をやりたいか」を素直に並べた結果でもある。これは4年かかってようやく分かった。
でも、固執しすぎないのも大事
最後にちょっとだけ揺らしておきたいんだけど、この順番に固執しすぎるのも逆効果。
たとえば、帰宅してからすぐ家族の用事があるとか、銭湯が定休日とか、いろいろある。
そういう日は、できる範囲でやればいい、と思ってる。完璧にやれなかった日に「今日もう終わった」みたいに思うと、結局リセット自体をやめてしまう。
順番を守ること自体が目的になると、たぶん本末転倒。
私の場合は、「銭湯だけは死守、あとは流動的」というのが、現実的な落としどころ。
明日は香港便のあとの、たぶんいつもどおりの月曜日。
銭湯に行く時間は、もう逆算してある。