情報共有のハードルを限りなくゼロに近づける

5 months ago
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この記事は、ひとりでつくるSaaS - 裏note Advent Calendar 2025 の12日目の記事です。

https://adventar.org/calendars/12464

個人開発で「Memoreru」というプロダクトを作っています。知識を整理し、思考を育てるためのツールです。

この記事では、「情報共有のハードル」について考えていることを書きます。

技術的な話はQiitaのアドベントカレンダーで書いています。ご興味のある方は、そちらもご覧ください。

https://qiita.com/advent-calendar/2025/solo-dev-memoreru


ローカルファイルからの解放

情報共有でよくあるパターンは、「ローカルでドキュメントを作成して、クラウドにアップロードする」という流れです。

ExcelやPowerPointでファイルを作り、共有フォルダやクラウドストレージにアップロードする。ファイル名にバージョンを付けて、最新版がどれか分からなくなる。「〇〇_最終版_修正2.xlsx」のようなファイルが増えていく。

Memoreruでは、最初からクラウド上で作成・編集・共有ができます。ファイルをアップロードする手間がない。どれが最新版か迷うこともない。URLを共有すれば、相手はすぐに見られる。

SaaSならではの「書いたらすぐ共有できる」体験を大切にしています。


ワンタッチで公開範囲を変える

情報共有で面倒なのが、「誰に見せるか」の設定です。

共有フォルダの権限設定を変えたり、メールでファイルを送ったり。公開範囲を変えるたびに、手間がかかる。

Memoreruでは、スコープとフォルダの概念を使って、公開範囲を簡単に管理できるようにしています。

  • 自分だけ: 下書きやメモとして
  • チーム内: プロジェクトメンバーに共有
  • 全体公開: 誰でもアクセス可能

公開範囲の切り替えはワンタッチ。最初は自分だけで書き始めて、まとまったらチームに公開する。そういう段階的な共有がしやすい設計にしています。


オールインワンで「何を使うか」を迷わない

情報共有のもう一つのハードルは、「どのツールを使うか」です。

文章はWord、表はExcel、プレゼンはPowerPoint、グラフはデータ可視化ツール…。ツールごとにファイルがバラバラに散らばる。

Memoreruでは、いろいろな形式のコンテンツを一箇所で管理できます。

  • ページ: 文章やドキュメント
  • テーブル: 構造化されたデータ
  • スライド: プレゼンテーション
  • ビュー: データの見せ方を変える
  • グラフ: データの可視化
  • ダッシュボード: 複数の情報をまとめて表示

「この情報、何で作ろう」と迷う時間がなくなる。同じ場所にあるから、関連する情報も見つけやすい。

ツール選びで悩む時間を、本来の情報整理に使ってほしい。そう考えて、オールインワンの設計にしています。


「探す」負担を減らす

せっかく書いても、埋もれてしまって誰も読まない。それが続くと、書く意欲がなくなっていきます。

Memoreruでは、検索機能に力を入れています。キーワードが完全に一致しなくても、意味が近ければ見つかる。タグや分類を細かく設定しなくても、必要な情報にたどり着ける。

共有する側の負担も、探す側の負担も、できるだけ減らしたい。そうすることで、情報共有の循環が生まれると考えています。


おわりに

情報共有のハードルは、いくつかの層に分かれています。

  • 作成のハードル: ローカルファイル作成 → SaaSで直接作成
  • 共有のハードル: アップロード・権限設定 → ワンタッチ公開
  • ツール選びのハードル: 複数ツールの使い分け → オールインワン
  • 発見のハードル: 検索・分類の手間 → セマンティック検索

それぞれのハードルを少しずつ下げていく。完全にゼロにはできなくても、限りなく近づけることはできます。

Memoreruは、「書きたいと思ったとき、すぐに書ける。共有したいと思ったとき、すぐに共有できる」。そういう体験を目指して開発を続けています。

開発の過程で考えたことを、引き続きこのnoteで書いていきます。

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