「進捗どうですか?」と聞かなくていいチームの作り方

5 months ago
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この記事は、ひとりでつくるSaaS - 裏note Advent Calendar 2025 の7日目の記事です。

https://adventar.org/calendars/12464

個人開発で「Memoreru」というプロダクトを作っています。知識を整理し、思考を育てるためのツールです。

この記事では、チーム内の「確認」という行為について考えていることを書きます。

技術的な話はQiitaのアドベントカレンダーで書いています。ご興味のある方は、そちらもご覧ください。

https://qiita.com/advent-calendar/2025/solo-dev-memoreru


「進捗どうですか?」の風景

チームで仕事をしていると、こんな場面があります。

リーダーがメンバーのデスクに来て「あの件、どうなってる?」と聞く。メンバーは作業の手を止め、状況を説明する。リーダーは「わかった、ありがとう」と言って去る。

一見、普通のコミュニケーションです。

でも、メンバーの側から見ると、これは「割り込み」です。集中していた作業が中断される。説明のために頭を切り替える。リーダーが去った後、元の作業に戻るのに時間がかかる。

この「確認」が、1日に何度も発生したらどうでしょうか。


PMだった頃の経験

SIerでPM(プロジェクトマネージャー)をしていた頃、私自身が「進捗どうですか?」と聞く側でした。

プロジェクトの状況を把握するのはPMの仕事です。遅れがあれば早めに手を打つ必要がある。だから、メンバーに状況を確認する。

でも、確認のたびにメンバーの作業を中断させていることに、どこか後ろめたさがありました。

「今、集中してたのに悪いな」と思いながらも、状況を知らないと判断ができない。だから聞くしかない。

このジレンマを、ずっと抱えていました。


確認の非効率

「確認」という行為には、いくつかの非効率があります。

1. タイミングの問題

確認する側は「今知りたい」と思っている。でも、確認される側にとって「今」がベストなタイミングとは限らない。集中しているときに声をかけられると、思考が途切れる。

2. 重複の問題

同じことを複数の人から聞かれることがあります。「あの件、どうなってる?」をPMから聞かれ、営業から聞かれ、上司から聞かれる。説明する内容は同じなのに、その都度時間を取られる。

3. 記録の問題

口頭での確認は、記録に残りません。「先週、何て言ってたっけ?」となったとき、振り返る手段がない。結局、確認した内容をメールで共有し直すことになる。


「聞く」から「見る」へ

これらの問題を解決するには、「聞く」から「見る」への転換が必要だと考えています。

確認したい人が、確認したいときに、自分で見られる。わざわざ声をかけなくても、画面を開けば最新の状況が分かる。

ポイントは「聞かれる側の負担をゼロにする」ことです。普段の業務で入力したデータが、そのまま確認用の情報になる。追加の報告作業なしに、状況が共有される。

そうすれば、相手の都合の良いタイミングで確認できる。確認される側も、自分のタイミングでデータを更新すればいい。「今すぐ教えて」ではなく「最新の情報を見る」。

そして、頻繁に進捗を聞かれなくなることで、メンバーは信頼されていると感じられる。情報の透明性は、チームの信頼関係を支える土台にもなります。


Memoreruでの実現方法

Memoreruでは、テーブルでデータを管理し、そのテーブルをデータソースとしてビューやグラフ、ダッシュボードを作成できます。

たとえば、タスクの進捗をテーブルで管理しているとします。

  • タスク名
  • 担当者
  • ステータス(未着手/進行中/完了)
  • 期限

メンバーが各自のタスクのステータスを更新する。それだけで、リーダーはダッシュボードを開けば、チーム全体の進捗が一目で分かる。

「完了したタスクは何件?」「遅れているタスクは?」

これらの情報が、リアルタイムでグラフに反映される。「進捗どうですか?」と聞く必要がない。ダッシュボードを見ればいい。


おわりに

「進捗どうですか?」

この一言が減るだけで、チームの生産性は上がるかもしれません。

聞かなくても見える。確認のために割り込まなくていい。報告のための追加作業がない。

そういう状態を、Memoreruで実現したいと思っています。

開発の過程で考えたことを、引き続きこのnoteで書いていきます。

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