ライブ遠征費用を、交通・宿泊・グッズ・食費で分けた管理表のつけ方
ライブ遠征費用を、交通・宿泊・グッズ・食費で分けた管理表のつけ方
推し活の遠征を始めて2年目に入ってから、私は遠征費を「交通・宿泊・グッズ・食費」の4カテゴリに分けて記録するようになった。
5回の遠征を経て、いまの形にようやく落ち着いてきたので、自分のシートを公開しつつ書いておく。同じように管理表で迷っている人の参考になれば嬉しい。
なぜ4カテゴリに分けるのか
最初の遠征のとき、私は「遠征費」を1行で記録していた。福岡遠征:37,820円、それだけ。
これだと、月末に推し活支出を眺めても「ふーん、3万円台か」で終わってしまう。次の遠征で削れるかどうか、判断材料がない。
仕事柄、私は「合計より内訳」のほうが意味のある情報だと知っている。窓口でも、その日の取扱高だけ見るのではなく、何件の振込で、何件の入出金で、と内訳まで分けて初めて、傾向が見える。
遠征費も同じだ。3万円が、新幹線2万円なのか、グッズ2万円なのかで、全然違う支出だ。
4カテゴリの定義
私の場合、こう分けている。
- 交通: 新幹線、飛行機、現地での電車・バス・タクシー、空港までの自宅最寄りからの交通費
- 宿泊: ホテル代のみ(朝食込みなら朝食ぶんもここに入れている)
- グッズ: 公式グッズ、ランダム系(缶バッジ・ブロマイドなど)、円盤・写真集、現場限定品
- 食費: 遠征中の飲食すべて。コンビニ・カフェ・夜の打ち上げ・ご当地グルメも全部
最初は「現地交通」と「自宅から駅」を分けたり、「公式グッズ」と「ランダム」を分けたりしていたけれど、細かくしすぎると続かなかった。4カテゴリくらいが、自分には維持できる粒度だった。
実際の管理表
シートの構造はこんな感じ。Googleスプレッドシートで5公演ぶんを横並びにしている。
| 項目 | 5月 福岡 | 7月 仙台 | 9月 名古屋 | 11月 大阪 | 2月 札幌 |
|---|---|---|---|---|---|
| 交通 | 22,000 | 17,800 | 13,400 | 14,800 | 35,200 |
| 宿泊 | 9,800 | 8,500 | 8,200 | 11,200 | 12,400 |
| グッズ | 2,820 | 6,400 | 11,300 | 8,900 | 7,600 |
| 食費 | 3,200 | 4,100 | 3,800 | 5,200 | 4,800 |
| 合計 | 37,820 | 36,800 | 36,700 | 40,100 | 60,000 |
ここで自分が気づいたのは、5回の遠征の合計はだいたい3.6万〜4万円の範囲に収まっているのに、札幌だけ6万円に跳ねていることだ。
札幌は飛行機を使うので、交通が一気に2万円増える。これは構造的に避けられないので、札幌ぶんだけ「特別予算枠」を別建てにすることにした。
ポイント1: 入力タイミングは「現地で1日1回」
ハウツー的に書くと、これがいちばん継続のコツだと思っている。
遠征から帰ってきてからまとめて入力しよう、と思うと、絶対に挫折する。レシートをカバンから出すのが面倒だし、3日経つと記憶も薄れる。
私は遠征の夜、ホテルに戻ってから10分だけシートを開いて、その日の支出を入れる。スマホからスプレッドシートに直接打ち込む。レシートはホテルのゴミ箱で捨てて帰る、というのが定着してきた。
入力時の項目は最小限で、日付・カテゴリ・金額・店名くらい。店名を入れておくと、後から「あ、これ仙台のあの牛タン屋だ」と思い出せるので、見返したときの楽しさが少し増す🥢
ポイント2: グッズは内訳をもう1段分けておく
4カテゴリのうち、いちばん膨らみやすいのがグッズだ。
そして、グッズ合計だけ見ても何にいくら使ったか分からないので、グッズだけは内訳のシートを別に用意している。
| 公演 | 公式T | ペンライト | アクスタ | ランダム缶バ | 写真集 | その他 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7月 仙台 | 4,000 | - | 1,600 | 800 | - | - |
| 9月 名古屋 | - | 3,500 | 1,600 | 2,400 | 3,800 | - |
| 11月 大阪 | 4,000 | - | 1,600 | 1,200 | - | 2,100 |
これを並べると、ランダム系の積み上がり方が見える。
9月の名古屋で、ランダム缶バを6個(2,400円)まで回したのが、私にとっては一度きりの記録になっている。推しが出る確率を考えると、6個でも当たる保証はない。実際、その日は出なかった。
ランダムを回す回数の上限を、私はこのシートを作ってから「2個まで」と自分のルールにした。
「気が済むまで回す」をやっていると、内訳シートに数字を打ち込む手がだんだん重くなる。これが私にとっては抑止力として機能している。
ポイント3: 当落の段階で予算枠を確保しておく
これは銀行員的なテクニックだけど、当落発表の前に、当選した場合の遠征費を予算として「先取り」で確保しておく。
具体的には、当落発表日の前日までに、想定遠征費の合計を、生活費の口座から推し活専用の口座に移しておく。
私は推し活用にネット銀行の口座をひとつ作っていて、月初に生活費から推し活予算を移して、そこから先のチケット代・遠征費は全部その口座から出している。
これをやると、月末に「今月、推し活でいくら使ったか」を口座残高の動きだけで把握できる。家計簿アプリで分類するより、銀行口座を分ける方が、はるかに楽だ。
ポイント4: 振り返りは3公演ごと
シートに5公演ぶん貯まる前から、3公演ぶん入った時点で一度振り返るようにしている。
3公演を平均して、自分の遠征単価がだいたいいくらか、4カテゴリの比率がどうなっているか、を見る。これも仕事の発想で、3件のデータがあれば「平均と外れ値」が出せるからだ。
5回ぶん貯まった今の私の平均は、1公演あたり42,284円。内訳の比率は、交通51%、宿泊24%、グッズ17%、食費10%、くらい。
交通の比率が高いのは、地方都市住みなので、どの公演に行くにも遠いという地理的な事情がある。これは私の場合の構造で、首都圏在住の遠征勢とは比率の出方が違うはず。なので、上の表をそのまま参考にしないで、自分のシートで自分の比率を出すのがおすすめ。
まとめ:遠征費の管理表は「節約のため」ではない
最後に1つだけ書いておきたい。
この管理表をつけ始めた頃、私は「遠征費を節約するための表」だと思っていた。
でも、5回続けてみて、これは節約のための表ではなかった、と気づいた。
これは、自分が推し活にどれだけ投じているかを、自分でちゃんと知るための表だった。
知った上で続けるなら、それは胸を張って続けていいし、知らないまま続けるのは、ちょっと違う気がしていた。
数字を見える化することは、削るためではなく、納得して続けるための準備だった、というのが、5公演ぶんの管理表が私に教えてくれたことだ💿