営業月次の達成率と、バンド練習回数の意外な相関
営業月次の達成率と、バンド練習回数の意外な相関
スプレッドシートを並べていたら、ちょっと面白いというか、自分のなかでは結構衝撃的な相関が見えた。
過去半年、営業の月次達成率と、自分のバンド練習回数(スタジオ + 個人練の合計時間)を、なんとなく両方記録してた。営業のほうは仕事用、バンドのほうは個人ノート。違うファイルに入ってたので、今まで並べて見たことがなかった。
3月末に確定申告のついでに整理してたら、たまたま2つを1枚のシートに貼り付けた。それで気づいた。
半年のデータ
これが10月から3月までの数字。
| 月 | 営業達成率 | スタジオ練習 | 個人練習時間 | 合計時間 |
|---|---|---|---|---|
| 10月 | 108% | 3回 | 8時間 | 14時間 |
| 11月 | 92% | 4回 | 10時間 | 18時間 |
| 12月 | 76% | 1回 | 3時間 | 5時間 |
| 1月 | 102% | 4回 | 9時間 | 17時間 |
| 2月 | 88% | 2回 | 5時間 | 9時間 |
| 3月 | 115% | 5回 | 12時間 | 22時間 |
スタジオはバンド全体練。1回2時間。個人練は自宅でヘッドホン挿してベース弾く時間で、これは大体30分単位で記録してる。
ぱっと見て、何かに気づいた人はいるだろうか。
自分の予想と逆だった
12月、達成率76%。これは予想通り。年末で案件が動かなくて落ちた。練習も少なかった。「忙しい時期だから練習を削った」と当時の自分は思ってた。
問題は2月。
達成率88%。これは社内的にはギリ及第点だけど、自分のなかでは「もうちょっと取れたはず」の月だった。新規リードが弱くて月後半に追い込み残業した記憶がある。練習は2回しか入れてない。「数字きついから練習削った」っていう、自分のなかでは合理的な判断だったはず。
ところが3月。
2月の遅れを取り戻すために動いた月で、達成率115%。練習は5回入れてる。スタジオに加えて、個人練習も12時間取ってる。半年で最大の練習量と、最大の達成率が同じ月にあった。
これ、自分の感覚と完全に逆だった。
「忙しいから削る」が裏目に出てる
並べてみて初めて気づいたのは、自分が無意識にやってる「忙しくなったらまず趣味を削る」が、たぶん裏目に出てるってことだ。
12月と2月、両方とも「練習を削って仕事に集中した」月。両方とも数字が悪い。
10月と1月と3月、練習をしっかり取った月。全部達成率100%超え。
サンプル6個だから統計的には何も言えない。でも自分のなかでは、これは無視できない傾向に見えた。
なぜ逆なのか、考えてみる
家に帰ってから、缶ビール開けながら考えてた。仮説をいくつか書いてみる。
1つ目。練習があると、平日の終わり方が明確になる。「水曜は19時に終わって個人練2時間」みたいなのが入ってると、それまでに仕事を片付ける動機が強くなる。逆に練習が入ってない週は、ダラダラ残業して効率が落ちる気がする。
2つ目。バンドの練習って、頭の使い方が営業と全然違う。営業は言葉と数字で人を動かす仕事で、ベースは耳と指でリズムを合わせる仕事だ。脳のリフレッシュ効果が、思ってたよりデカいのかもしれない。練習した翌日の商談、なんか調子いい日が多い気がする。
3つ目。これがいちばんありえると思ってるんだけど、「忙しさ」と「達成率」は別の軸だ。忙しさは行動量、達成率は成果。練習を削る判断は「忙しさを下げる」ためにやってるけど、達成率にはむしろマイナスに効いてる可能性がある。動いてるけど刺さってない、っていう営業あるある。
実験してみたい
これ書きながら思ったのは、4月以降、意図的に「忙しい月ほど練習を増やす」をやってみたい、ということだ。
普通に考えると逆だ。月末ヤバいときに練習なんか入れたら罪悪感だし、Tにも申し訳ない。でも、データはそう言ってる気がする。
4月、5月、6月のデータを取って、半年後にもう一回並べてみようと思う。仮説通り「忙しい月に練習多めにしたら達成率上がった」が出るのか、それとも単なる偶然だったのかが分かる!
ちなみにバンドのメンバーには、まだこの話してない。Tに言ったら「営業のためにバンド使うな」って怒られそうな気もするし、Kに言ったら「お前は趣味と仕事の境目が雑」って笑われそうだ。確かにそうだ。
でも、趣味の時間が仕事の数字に効いてるかもしれない、っていう仮説は、34歳になって週末バンドを続ける口実としては、わりと使えると思った。少なくとも自分のなかでは。
データを取ってよかった
仕事の数字を見るのは営業として当然なんだけど、趣味の時間まで数字で並べる人はあんまり多くないかもしれない。自分も、もし2つを違うファイルに入れたままだったら、この相関は一生気づかなかったと思う。
何でも記録しておくのは大事だな、と改めて思った。両方を1枚のシートに並べた瞬間に見えるものがある。仕事と趣味の境界線にあるデータほど、自分にとっては面白い。
次回は、機材の購入頻度と達成率も並べてみようかな。これは結果が怖いから、たぶんやらない。