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この記事は、ひとりでつくるSaaS - 裏note Advent Calendar 2025 の4日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/12464
個人開発で「Memoreru」というプロダクトを作っています。知識を整理し、思考を育てるためのツールです。
この記事では、情報が見つからない問題について書きます。
技術的な話はQiitaのアドベントカレンダーで書いています。ご興味のある方は、そちらもご覧ください。
https://qiita.com/advent-calendar/2025/solo-dev-memoreru
「あのファイルどこだっけ?」
仕事中、何度この言葉を口にしたか分かりません。
会議で必要な資料を探す。過去のプロジェクトの記録を探す。誰かが作った報告書を探す。
探している時間は、何も生み出しません。ただ時間だけが過ぎていきます。
多くの組織では、フォルダで情報を整理しています。
プロジェクトA/
└── 2024年度/
└── 第1四半期/
└── 報告書/
この構造は、作った人には分かりやすいかもしれません。でも、他の人が同じ場所にたどり着けるとは限りません。
「報告書」という種類で探したい人もいれば、「第1四半期」という時期で探したい人もいます。探し方は人それぞれなのに、フォルダ構造は一つの道筋しか用意できません。
フォルダ構造は、情報を「置く」には便利です。でも「見つける」には向いていません。
最近のツールには検索機能がついています。キーワードを入力すれば、関連するファイルが見つかります。
でも、検索で解決できないこともあります。
「あの件について書かれた資料」を探したいとき、適切なキーワードが思い浮かばないことがあります。「確か○○について書いてあったはず」という曖昧な記憶しかない。
そういうとき、キーワード検索では見つかりません。
Memoreruでは、情報の「住所」を覚えなくていい世界を目指しています。
フォルダのどこに置いたかではなく、何が書いてあるかで探せる。キーワードが分からなくても、関連する情報にたどり着ける。
そのために、複数の整理・検索機能を組み合わせています。
オフィスの収納ボックスを想像してみてください。
現実の収納ボックスでは、一つの書類は一つの場所にしか置けません。でもMemoreruでは、同じ情報に複数のタグをつけられます。カテゴリ、フォルダ、ラベル、タグ、どの切り口からでもたどり着ける。
さらに、高機能なフィルタやAI検索も用意しています。キーワードが思い出せなくても、「こんな内容だった」という曖昧な問いかけから探せる。
「どこに置いたか」ではなく「何を探しているか」に集中できる。そんな体験を作りたいと考えています。
理想は、探さなくても見つかる状態です。
必要な情報が、必要なタイミングで目の前に現れる。「探す」という行為自体がなくなる。
そのためには、情報を「育てる」という発想が必要だと考えています。
コンテンツを作成・編集するたびに、タグやラベルを追加する。関連情報を紐づける。そうした積み重ねが、情報同士のつながりを強化していく。
使えば使うほど、情報が見つかりやすくなる。そんな仕組みを目指しています。
「あのファイルどこだっけ?」
この問いかけが減る世界を作りたいと思っています。
情報は、見つかってこそ価値があります。どこかに眠っている情報は、存在しないのと同じです。
開発の過程で考えたことを、引き続きこのnoteで書いていきます。
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