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この記事は、ひとりでつくるSaaS - 裏note Advent Calendar 2025 の5日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/12464
個人開発で「Memoreru」というプロダクトを作っています。知識を整理し、思考を育てるためのツールです。
この記事では、検索機能について考えていることを書きます。
技術的な話はQiitaのアドベントカレンダーで書いています。ご興味のある方は、そちらもご覧ください。
https://qiita.com/advent-calendar/2025/solo-dev-memoreru
検索機能は便利です。キーワードを入力すれば、膨大なデータの中から目的の情報を見つけられる。
でも、検索窓の前で手が止まることがあります。
「何て検索すればいいんだろう…?」
探したいものは頭の中にあるのに、それを言葉にできない。キーワードが分からない。そんな経験はないでしょうか。
従来の検索は、ある前提に立っています。
「ユーザーは、探したいものを言葉で表現できる」
この前提が成り立つとき、キーワード検索は非常に強力です。正確なキーワードを入力すれば、一瞬で目的の情報にたどり着ける。
でも、この前提が成り立たないことも多いのです。
「たしかあの話、どこかで読んだはず」
「○○に関係する内容だったと思うけど」
「あのときメモした、あれ」
こういう曖昧な記憶しかないとき、適切なキーワードは浮かびません。
試しにいくつかの単語で検索してみる。ヒットしない。別の言葉で試す。まだ見つからない。そのうち、探すこと自体が面倒になってくる。
Memoreruでは、検索に対する考え方を変えようとしています。
「探す」のではなく「見つかる」。
ユーザーが正確なキーワードを思い出せなくても、曖昧な問いかけから情報にたどり着ける。そんな体験を目指しています。
その実現手段のひとつが、AI検索です。
従来のキーワード検索は、文字列の一致を見ています。「プロジェクト」で検索すれば、「プロジェクト」という文字列を含む情報がヒットする。
AI検索は、意味の近さを見ています。「進捗管理」で検索すれば、「プロジェクト」「タスク」「スケジュール」といった関連する概念を含む情報もヒットする。
ユーザーの言葉と、情報の内容が、意味的につながっていれば見つかる。
検索には、もうひとつの可能性があると考えています。
それは「偶然の発見」です。
探していたものとは違うけれど、関連する面白い情報が目に入る。思いがけないつながりに気づく。
図書館で本を探しているとき、隣の棚に並んでいた本が気になって手に取る。そんな経験に近いかもしれません。
Memoreruでは、タグや記事同士のリンクで情報をつなげられるようにしています。ひとつの情報を見ているとき、関連する情報が自然と目に入る。そうした偶然の発見が生まれる余地を残したいと思っています。
検索は、情報と人をつなぐ接点です。
その接点を、もっと柔軟で、もっと寛容なものにしたい。
キーワードが思い浮かばなくても、曖昧な記憶をたよりに情報にたどり着ける。
「探す」から「見つかる」へ。その変化を作りたいと思っています。
開発の過程で考えたことを、引き続きこのnoteで書いていきます。
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